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執筆者の写真広大美研

2021制作展 作品紹介【絵画専攻②】

更新日:2021年9月15日

今年度もコロナ禍で移動が制限される中で、より多くの方に当コース主催の制作展をご鑑賞いただけるよう、ブログ形式で有志の作品をご紹介します。

絵画専攻・学部4年生の櫛部美波さんの作品です。



《マリンブルー》Marine blue

キャンバス・アクリル/F100


【作者コメント】

大きな窓から差し込む光が印象的だったため、最近閉店してしまった地元のお店をモチーフにしています。

窓の向こうには広大な海や空が広がる一方、室内はあっけらかんとしておりどこか物悲しくも懐かしい空気を感じられるよう演出しました。画面が重くなりすぎないよう明度が高めの色を中心に扱いつつ、要所要所で明度を下げた色を用い画面にメリハリをつけることを意識しています。




《最寄り駅》Nearest station

キャンバス・アクリル/F100


【作者コメント】

窓から差し込むステンドグラスの鮮やかな光に惹かれたためこの場所を描写しました。タイトル通り、私の最寄り駅をモチーフにしています。

あたたかさを感じさせつつ、ノスタルジックな雰囲気が出せるよう心掛けました。光が目立つよう主に明度を抑えた色で構成しています。壁や床など大きな面積を占める箇所でも、光や物の反射によるわずかな色の変化が出せるよう色遣いを工夫しました。



広がりを感じる構図と色彩感覚が魅力的な櫛部さん。

彼女の作品には一貫した作家性があり、筆者自身もファンの一人として楽しみにしています。

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