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執筆者の写真広大美研

属人器的要素を意識した器作り

こんにちは、工芸ゼミ所属、四年生の水田です。

属人器的な器作りに勤しんでいます。


以前お話しましたが、属人器とは個々人それぞれの所有となっている食器・食具のことを言います。私は今回の卒制で父、母、子それぞれの器を展示する予定です。


今回紹介するのは私の思う父をイメージした器です。黒泥土をベースに白い卯の斑(うのふ)釉を合わせ、かっこよくモノトーンで決めつつも、卯の斑釉のぽってりとした丸い柔らかさで父の優しさを表現しました。




面白いことに、薄掛けとなった部分には偶然青の発色、ところどころにピンク色も認められ、白と黒だけではなく趣深い味わいの器が出来ました。2色だけになると思っていたため計算外ではありますが、単調にならずにとても良い器となり嬉しく思います。



一方、母の器は赤土に粉引と決めていますが、粉引が失敗しやすく今のところあまり出来が良くないです。子の器はもぐさ土にひわ色釉を掛けたのですが人工的発色となってしまい、現在は何色の釉薬を掛けるべきか迷っています。

卒制展示会ではきちんとお披露目出来るよう、精進致します。

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