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わたしたちの『はてしない物語』。

  • 執筆者の写真: 広大美研
    広大美研
  • 2022年1月24日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、絵画ゼミ4年生の田中です。卒業に向けて、ラストスパート!

歌ったり、唸ったりしながら、みんな少しずつ筆を進めています。


コロナ禍がやってきてから、もう約2年が経つなんて。

時の流れが、まるで〈卒業制作・論文の提出締め切り日〉みたいに早くやってきて、

いつもびっくりしてしまいます。(汗)



受験生のみなさん、大学入学共通テスト、本当にお疲れさまでした。

2019年から2022年にかけて。センター試験の廃止に、新型コロナウイルスの感染拡大。

周りの人達、先輩に聞いても、先生に聞いてもわからない。

これまで誰も経験したことのないような、変化の激しい日々を歩んでこられたと思います。

先の見えない不安や、色んなことの中止や延期、答えが分からない恐怖。

高校生の私だったら。浪人生の私だったら。あのときの私だって。

果たして、「仕方がない」と、受け入れられただろうか。それでも、前に進めただろうか。

どんな形であっても、今そこにいるみなさんを、わたしは心から尊敬しています。

受験勉強や絵を描くこと、辿り着きたい、新しい世界へと踏み出す前。

未来に向け、いくつもの道を前に、たった一つを選ばなければならないこと。

自分の弱さと正面から向き合うこと、見ざるを得ないときが、沢山あります。

どうしようもなく苦しくなるし、なんだか何もかも、わからないことだらけだし。

たとえ何かがわかっていていたとしても。それでも、どうしても。動けないこともたくさん。

コロナ禍もあって、一人で過ごす時間が多かった、この一年を振り返ると。そんなとき、

「私だけじゃないって、気づけていたらな」と思うことが何度もありました。

なかなか、直接人と会う機会がなくても。少しだけ約束して、お話ししたり。

少しだけ、声を聴いたりするだけでも。手を伸ばしてみたら、一人で考えていたときより、

ほんの少しずつでも、確かに、何かが変わりました。

「弱い所も、良いところなんじゃないですか」造形芸術系コースの、仲間の一人がくれた言葉です。

みなさんの中には、夢や目標を高く持つ分、あるいは、自分にとても厳しい分。

そこに辿り着くまで、自分を見つめているからこそ。たくさん、たくさん、考えるからこそ。

立ち止まってしまう人もいると思います。

以前授業の中で、教育には「包む」という意識が大切だと、気づかせてくれた仲間もいました。

その考えも一緒に心の中に思い出されて。この言葉をもらったとき、弱さも、自分なりのやり方で精一杯、それに立ち向かおうとしている自分も、ぜんぶ一緒に包み込むことができたらなと感じました。



さて、受験生のみなさん。追試験、実技試験や2次試験。

まだまだ、道は続くけれど。きっと、ゴールまであと少し。

大好きな美術を通して、それぞれが 目指す場所に向かって。

私たちも今、現在進行形で。それぞれの選んだ道の上で、戦っています。

目的地も、進み方も、戦い方も、人それぞれ。

時には休むことも、大事な一歩です。


ちなみに東広島、本気の冬は、極寒です・・・。制作していたら、つま先が・・・、、

どうか、体に気をつけて。しっかりあたたかくして、お過ごしください。

広島大学で、力いっぱい、祈っています。


※写真は、広島大学(東広島キャンパス)で撮影したものです。(2021年 秋)





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